未来圏内

日々のくだらないことや小説

「昔あなたのこと嫌いだったんだ~」って言うヤツ

本当に信じられないよね。

 

今突然思い出した。多分中学一年生くらい。結構仲良かった子に「昔、佐倉(私)のこと嫌いだったんだ~」って言われたことを思い出した。

だからどうってわけじゃないけど、「あ、そうなんすか(笑) へっえww」みたいな声が出る。「だって佐倉、真面目だし、委員長キャラだし(笑)」という話らしかった。

いやあ、まあ、ねえ。認める、正義感強いしあのときは結構正論振り回してた記憶がある。でもだからって言う!? 言うんだ!? それ言っていいやつなんだ!?

言われたときはちょっとイラっとしたけど、今思い返したらどうってことない話だ。いや、どうかと思うけど、まあ、なんか言いたくなったんでしょう。許そう。

 

信じられないことと言えば、もう四月だ。

特に面白い話もなく四月になってしまった。残念。この三か月、何かをした覚えがない。受験生なのに。残念。

 

なんとなく、小学生のころは来年が見えていたのに、大人になるにつれて来年が見えなくなった。来年だけじゃない。明日のことはなんとなく見えているけれど、一か月後のことがわからない。

もう私は大学受験をしなければならない歳になってしまった。

小学生のころ、来年は二年生に、三年生に……六年生に、そして中学生にって思って生きていた。中学まではよかった。でも中学三年生になったら、来年自分がどこにいるのか全く予想ができなくなった。

高校? 高校って、どこの?

自分で進路を決めなければいけない。

そんなこと、自分より年上の人はみんなやってきたことだ。高校に行くか、就職するか、大学に行くか、どの大学に行くのか。予想も希望もない。ただ、よく分からないけど大学には行くらしいから勉強をしなきゃいけないらしいよってそんな感じ。

 

選択肢は無限ではないらしい。一度、先生に言われたことがある。

君たちの選択肢は無限だって言うけど、そんなわけないでしょ。高校生になるまでに君たちはいろんな選択肢を捨ててきたんだよ。捨てて生きてきたんだよ。だから、選択肢は確実に減っていってるの。そりゃ、俺なんかに比べりゃ多いけど、選択肢はもう無限にはないよ。

全く、その通りだなあ。やっぱ教師って言うことが違う。うん、選択肢はもう多くはない。進路ってそういうもんだ。

 

でも私は選びたい。たとえ相手のことがどんなに嫌いだったとしても、本人に「昔あなたのことが嫌いだったんだ~」なんて言う人にはならない道を。

 

とりとめのない話をすることほどストレス発散になるものはないね。わーい。